TOWN GUIDE

最初に断っておきたいのだが、
今回紹介する「はこざき駅前食堂」は
ハレとケと同じ建物のなか、しかも、
ハレとケを運営するまちカンパニーはこざきメンバーとの
親族関係もあるお店だ。

 

ハレとケのある建物のすぐ真下。店の看板も並びで

だからといって、贔屓目に紹介することもなければ、
あえて控えめに伝えることもナシとさせていただきたい。

 

店名の通り、目の前には箱崎駅のアクセス

 

オープンから数ヶ月、お昼はときに待合の列ができ、
閉店の9時ぎりぎりまで夜も客足が途絶えない。
正直、福岡人の舌は肥えている。
なので、いくら店構えを今どきなお洒落にしても
「味の合格ライン」をクリアしていなければ、
客が呼べないのが現状だ。
そう考えると、この流れはありがたい限り。

 

店は基本夫婦で切り盛り。店主が飲食店経営のときの出会いで息もバッチリ

 

20代のサラリーマン生活の中でふと料理に目覚め、
イタリアンにはじまり、和食、鳥料理専門店と
料理の経験を一通り積んできたのは、
いつか自分の店をオープンさせたいという思いがあってこそ。
そんな店主が満を持して選んだのは、定食屋。

 

テーブル席の一面にはメニュー黒板。板書は、店主の義理妹でありまちカンパニースタッフが手がける

 

広さ8坪の店内には、カウンター4席に、
テーブル8席を確保すると、
厨房はとにかくコンパクトにまとめることが求められた。
なので、自然とメニューは絞られたが
かえって定食メニューの王道が揃えられたのも
お客さんには好評だ。

 

コンパクトながらも動きやすくまとめられた厨房。夫婦の連携の良さも気持ち良い

 

決して地元出身ではない新参者。
だから、お店を営むにあたっては、地元への貢献も大切にしている。
野菜も肉も魚も、調達するのはできる限り地元から。
業者ルートを通せば楽だし、安くもなるが、
そこはあえてひと手間をかけている。
手間といえば、定食ならではのこだわりとして
おかずと同じく味噌汁も、毎日出汁から引いて
季節の具をたくさん使ったホッとする味にこだわっている。

 

奥がハンバーグ定食で、手前がチキン南蛮。ちょっと甘めの味付けでご飯が進む。ちなみにご飯はおかわり自由

 

駅前食堂の名をもつ店は、
きっと日本全国津々浦々にあるだろう。
なぜ、駅前にそんな店が求められるのかー。
数ヶ月の流れを見て感じているのは、
会社帰りのビジネスマンの来店の多さだ。

 

 

もちろん、飲みに行く日もあるだろうが、
一日の終わりのご飯に、白ごはん、味噌汁、
そして好きな惣菜。バランスのいい味を求める人も多い。

これまでビジネス街で定食を出すお店で
働くことはあったものの、
町に根付いたお店は店主にとっても初体験。
この町にあったスタイルは、どんなものなのか……。
じっくり探求しながら、味に反映していく予定。

【はこざき駅前食堂】
福岡市東区箱崎3−8−1
TEL.092-292-3629 日曜日定休
営/昼:11:00〜14:00 夜:17:00〜21:00(LO:20時)

ACCESS

[アクセス]JR鹿児島本線 「箱崎駅」下車 西口よりすぐ / 地下鉄 箱崎線「箱崎宮前駅」下車 徒歩12分
[ACCCESS] JR “Hakozaki " Station Immediately from the west entrance / 12-min,walk from “Hakozakimiyamae”Subway Station.