TOWN GUIDE

正直、角打ち経験がない人には、
この店の敷居はかなり高いだろう。
町中で今流行りの女性も気軽に入れる
……なんて角打ち屋さんとは、
客もお店も、その本気度が全然違うのだ。

 

オープン直後から続々と客が。一人でふらりと酔ってもいつのまにやら仲間とわいわい

 

でも、もし箱崎ならではのディープな経験をしてみたい。
そう思うなら、勇気を持ってその暖簾をくぐっていただきたい。
きっと、期待していた以上の
めくるめく夜が待っているはずだ。

 

もちろん酒屋としての品揃えも充実。その棚の表情は、酒へのリスペクトが感じられる

 

最近では、角打ちを名乗る飲食店は多いが、
そもそも角打ちとは、酒屋の店の一角で飲める場のこと。
もちろん、こちらの丸允もれっきとした酒店だ。
広い店内に並ぶ酒の数は多数。
しかも、選び抜かれているお酒が
出番を待つかのように美しく揃っている。
その風景は、店主の酒好き度をあらわしているようだ。

 

言葉数の少ない店主に変わって、お店のあれこれを語ってくれる常連さんたち

 

角打ち初心者は、
まずは、どのポジションに陣取っていいのか、
お酒をどう注文してよいのか、
無防備に並ぶつまみたちをどうとっていいのか?
正直、わからないだろう。

 

カウンターに若干無防備に並べられたツマミたち。どれも500円アンダーだがどれも絶妙な味で絶品

 

しかし、忙しいお店の人たちは、
そんな戸惑いにはお構いなし。
なぜなら、強力な助っ人となってくれる
丸允を愛する常連客の存在があるからだ。

 

ビールケースには、ところ狭しとフードが並ぶ。刺し身やトマトは自由に出してOK。その日につくる焼き鳥串は、焼きを要オーダー

 

中には、週5日は来ているという超常連客も。
(お店の休みが週一日なのでほぼ毎日)
店主にかわって、オーダーの仕方はもちろん
人気の定番ツマミから、今日のおススメめまで
あれこれとアドバイスしてくれる。

 

もちろんテレビのチャンネル権も常連にあり。時間になったら自然と野球、ホークス戦に

もともと船乗りだったという店主。
壁には飾ってある船乗り時代の写真は、
なかなかの男前。歴史に、浪漫を感じさせてくれる。
当時からそうだったのか、
饒舌におしゃべりをするわけではないが、
優しい視線で客を見守るその人柄が、
この店の賑わいをつくっているに違いない。

 

この店の店主。今も現役な男前。もちろん、博多の男は祭り好き

どこからか常連さんが持ってきてくれた
丸允の店主が取材された雑誌には
こんなコメントが記されている。
「飲まなきゃ9時で閉めるが、
飲んだら閉店時間はめちゃくちゃよ。
連中追いかえせんでしょ」

 

ベテランスタッフとの息も抜群。次々とやってくるオーダーを淡々とこなしていく

 

この店の魅力にほどよく酔ったあなた。
ハレとケも含め、ぜひ常連客になってみては。

 

店の前にもテーブルセット。まさに、究極の角打ちオープンスタイル

【丸允酒店】
福岡県福岡市東区箱崎1-5-11
TEL.092-651-1156 日曜日定休
営/酒店10:00〜 角打ち17:00〜20:30

 

ACCESS

[アクセス]JR鹿児島本線 「箱崎駅」下車 西口よりすぐ / 地下鉄 箱崎線「箱崎宮前駅」下車 徒歩12分
[ACCCESS] JR “Hakozaki " Station Immediately from the west entrance / 12-min,walk from “Hakozakimiyamae”Subway Station.